もちろんお勧めは自然素材
あなたは過去に見ず知らずの場所で心地良いとかほっとする場所に出くわした事はないでしょうか?
私は土壁や自然素材の家にその空気を感じます。非常に心地よく、ずっとそこに居たいという感覚。
それは、木や土壁の家の凛とした空気・静かさ・涼しさ・暖かさ、優しいゆらぎが理由なのだと思います。
この様な肌で感じられる心地良さが、私が自然素材や土壁をお勧めしたいと感じる原点です。
高温多湿期の日本の気候風土に合い、そこにあるものであり耐久性も高く環境負荷が少ない。
吸放湿・蓄熱性が高く結露を防ぎ、室内の湿度や温度を安定させ脱臭吸着力で空気を汚さず匂いも防ぐ。
土壁には重みがあるので、高い音を適度に吸音してくれ家の中が静かで心地良い。
そして役目を果たせば自然に還っていく、自然素材は人と一緒なのです。
現実は費用の問題もありますからね、せめて一部にでも取入れてほしいと思うのです。
小舞竹
健康にも環境にも良い素材と言えば
私は木や土、漆喰などの自然素材を真先に思い浮かべます。
右の写真は竹小舞、土壁(荒壁)の下地だという事は皆さんご存知だと思いますが
これも、竹であれば何でも良いか?と気にし始めると実際はそうでもないようです。
とにかく安い物でと言う要望であれば、中国産という選択肢もありますが中国産は
虫が付いていたり、防虫の為に薬品が使われているものもありどうも良くありません。
やはり、国産の竹をお勧めして行きたいと私は考えています。
荒壁土
次に土壁(荒壁)私たちが住むこの地域は、
今でも近場で取れた荒壁の土を比較的入手しやすい所にあります。
土壁には上記の様に良い機能が沢山ありますから
是非地域の利点を生かしてその恩恵を受けてほしいと思います。
名古屋界隈も夏はジメジメする所です、
現存している民家を訪ねると、夏はエアコン要らないよって言われます。
やはり土壁は風土に合っているのです。
冬は寒いって言われますが、今は対処法がありますから御安心下さい。
木
木といっても様々ですが、お勧めは
静岡の天竜杉と檜、
天然乾燥にこだわり色艶が良く木に粘りがあるんです。
最近は
新月伐採を取り入れ新月の時のみ木を伐採します。
新月の木は、割れにくいとか、虫が付きにくいなど多くの利点があるのです。
天然乾燥と新月の木の特性と伝統工法を組合わせれば、
より地震に粘り強く対応出来る家になるでしょう。
伝統工法は手間の掛かる仕事なのでなかなかお勧めしにくいところもありますが
工期や予算にゆとりがあるなら出来る限りとりいれてみたい工法ですね。
杉は暖かみがあって柔らかく素足にも気持ち良いのです。色々産地もありますが
天竜の杉はほのかにピンク色で木目も優しく土壁の表情に良く合うんです。
この様に天竜杉は寛ぎたい場所に最適な素材だと私は感じています。
メンテナンスもえごま等の油を塗るだけで風合いも増し汚れを防げますので簡単。
新建材の様に日が経つと汚くなり劣化するという変化はしませんからね。
無垢の木は住む人と一緒に古くなり風合いも増して愛着が湧きます。
左官
土壁を選択すると必然的に左官仕上、という流れになってしまいそうですけどね。
漆喰などで仕上げる方法もありますが、私は中塗り仕上げをお勧めしたい。
触ると若干塵が付くという事もありますが
コスト的にも抑えられ、まったりとした優しい空間に仕上がります。
右中間の写真が、天竜杉と中塗り仕上げの組合せの写真です。
まったりとした、空気が伝わっているでしょうか?
塵が気になるならば中塗りに漆喰を混ぜたハンダという仕上げがあります。
こちらは、中塗りより艶のあるやや硬めの仕上げです。
ただ若干冷たい表情なので私は寛ぐ部屋向きではないかなと思っています。
右の写真の様は大津磨きですが、この様な壁は大変手間が掛かりますので
家の中でも見せ場となる様な場所のみでお勧めしています。
右の黄色い大津磨の壁は1間の床間を、4人で1日掛りでした。
流石に手間の掛かる仕上なので安易にお勧めしませんが
せめてアクセントくらいの壁であれば
折角のお家にあってもいいんじゃないのかなと思います。
お願い
上記の様な材料や仕上げは出来る人が限られますので
私が安心してお願い出来る人に依頼する事になります。
その点はご理解をお願い致しますね。